駐車場経営のメリットとデメリット

不動産に関するお悩みは、池袋駅より徒歩5分の東京不動産税務相談センターにお任せください。税務や不動産売買のご相談だけでなく、管理会社・物件の紹介、空室対策についてのアドバイスまで可能です。

事前予約があれば、土日祝祭日や夜間の時間帯でも対応いたしますので、平日にお時間が取れない方も安心してご相談下さい。

★ご相談のご予約は[こちら]からお願いいたします。

 


 

駐車場経営は、賃貸アパートやマンションと比較すると、初期費用が安く手軽に始められますが、一方でリターンが少なく、得られる節税効果も低いと言えます。

本コラムでは、駐車場経営のメリットとデメリットをまとめてありますので、土地活用検討の参考材料にして頂ければと思います。

なお、駐車場経営の特徴や仕組みについては前回コラムを一読ください。
 

★参考記事:駐車場経営の仕組み

 

駐車場経営のメリット

(1)投資リスクが低い

 
駐車場経営では、基本的に建物が不要です。そのため、他の土地活用と比較して初期費用がかかりません

月極の駐車場であれば、土地の整備(アスファルト舗装)や専用の機械も不要にできるので、更に費用は安くなります。

 

(2)流動性や転用性が高い

 
設備の撤去が簡単で、営業権・賃借権等も発生しないため、転用性や流動性が高いと言えます。

 

(3)狭い土地や変形地でも運用可

 
車が泊まるスペースさえ確保できれば、狭い土地や高低差のある変形地でも運用ができます

法律上、建物が建てられない場所でも運用可能です。

 

(4)災害リスクが低い

 
土地の隆起や機械の故障といった一部のリスクはあるものの、建物を有する土地活用と比較すると損害費用は遥かに軽微となります。

復旧に要する日数もかからないので、災害リスクは低いと言えます。

 

駐車場経営のデメリット

(1)賃貸アパートやマンションよりも収益性は低い

 
駐車場経営は平面活用が基本なため、2階、3階と活用できるアパート経営やマンション経営と比較すると収益性は低くなります

 

(2)節税効果が低い

 
賃貸アパートやマンションの場合は「貸付用宅地」となるので、税金面で様々な優遇措置を受けることができます

駐車場経営の場合は、建物を有しないためにこれらの優遇措置を受けることができません

①固定資産税は更地評価
「住宅用地」ではなく「更地」に該当するので、固定資産税や都市計画税の軽減がありません。東京都だと、住宅用地のほぼ6倍になります。

②相続税評価も更地評価
相続税評価においても更地評価となります。なお、賃貸アパートやマンションだと「貸付宅地」として大幅な減税効果があります。

③所得税負担が大きい
減価償却費がほとんどないので、計上できる経費がありません。
そのため、所得税の課税額も大きくなってしまいます。

 

まとめ

駐車場経営のメリットとデメリットについて解説いたしました。

投資リスクが低く手軽さはあるものの、節税効果が賃貸アパートやマンションと比較して低いという部分がやはり難点です。

資産に余裕があって、土地活用を通して節税対策をしたい方には、駐車場経営は向いていませんが、できるだけ投資費用を抑えたい方や、不要な土地を活用したいと考えている方には最適な方法であるといえます。

 


 

確定申告や相続等、不動産に関するお悩みは池袋駅より徒歩5分の東京不動産税務相談センターまでご相談ください。 宅建士資格保有の不動産専門税理士が在籍しており、あらゆる悩みを解決いたします。

不動産管理法人設立のタイミングや節税に関するアドバイス、融資・借入のサポートや物件管理・資産管理、借り換えや買い替え等のご相談にも対応可能です。

まずは電話・メールにて初回相談をご予約ください。

電話:03-3987-5301【受付時間9:00~18:00】
メール:こちらからお願いいたします 【24時間受付】

この記事を書いた人

大学卒業後、不動産会社で4年ほど実務を経験。
その後、会計事務所に勤務しながら税理士資格を取得し、不動産業界での経験を活かして不動産会社や不動産投資家の税務サポートに従事。